濫用方法(経鼻的吸引)
濫用者は一般的に次のような「スニッフィング」と呼ばれる方法でメチルフェニデートを摂取し「ハイ」な状態を得る。
あると便利な道具
- 乳鉢
リタリン錠を粉砕するために使用する。白磁製やガラス製、ステンレス製など様々なタイプがあるが、錠剤を粉砕しやすいものを吟味すればよいだろう。白磁製のものであれば粉砕面が租面に作られており、粉砕時に錠剤が逃げづらくなっている。東急ハンズなどに行けば1,000円前後で入手できる。 ピルクラッシャーを用いても良いが、乳鉢で粉砕したものよりも粒子が粗くなり、摂取時に粘膜へ与える刺激が強くなる。出来る限り細かなパウダーに仕上げることが望ましい。 - 筆
粉末状にしたリタリンを乳鉢から採集する際に使用する。乳鉢の粗面に粒子が入り込んでいるので、コシの強い筆で掻き出すと良い。化学繊維製の筆を用いると、静電気でパウダーがあらぬ方向へ逃げることがあるので注意が必要だ。

この他に、スニッファーと呼ばれる道具も専門店や通信販売、ネットオークションで入手できる。
様々な形状や素材のものがあり、より素早く手軽に摂取できるよう趣向が凝らされている。
摂取方法
- 1〜3錠のリタリンを粉末状に磨り潰す。
- カミソリの刃やカードの縁などで、その粉末を平滑な板上に細長く並べる。(ラインを引く)
- 紙幣を筒状に丸めたものやストロー等の筒を鼻腔に挿入する。
- その筒で粉末状にしたリタリンを吸い込み、鼻粘膜に付着させる。
自らを「リタラー」と称する濫用者たちは、この行為で血液中にメチルフェニデートを急速に吸収させ「ハイ」な状態を得る。
リタラーたちは、リタリンのことをビタミンRと親しみを込めて呼ぶ。
このような雰囲気から、リタリンは軽い気分で楽しめる「レクレーショナルドラッグ」としての役割を担っていることが感じられる。
医師の処方によらないこの薬の入手が違法であることなど、まるで気にとめてはいない様子だ。
しかし、この方法によって得られる効果はコカインやメタンフェタミン(いわゆる覚せい剤)に近く、薬物依存症を誘発しやすい。
またリタリンに含まれる疎水性の添加物(主に乳糖やトウモロコシデンプン)が原因で気管支炎や肺気腫を患う可能性も高い。
そこで、次のページに記す方法でリタリンからメチルフェニデートを濾過分離して効率的に吸引したり、静脈注射により更に急速な吸収を促進する者も存在する。
