リタリンやめますか、それとも人間やめますか

リタリン精製

リタリン錠「チバ」に含まれる有効成分塩酸メチルフェニデートは1錠あたり10mgと非常に微量で、大半は乳糖、第三リン酸カルシウム、トウモロコシデンプン、ゼラチン等の添加物である。
塩酸メチルフェニデートの性状として水又はメタノールに溶けやすく、酢酸(100)、エタノール(95)又はクロロホルムにやや溶けやすく、ジクロロメタンにやや溶けにくく、無水酢酸又はアセトンに溶けにくく、酢酸エチルに極めて溶けにくいという点が挙げられる。
上級リタラーは、この性状を利用し、次のようにリタリンから塩酸メチルフェニデートを濾過分離するのだ。

  1. 乳鉢などを用いてリタリンを粉末状に磨り潰す。
  2. リタリン1錠につき5〜10mlのメタノールを瓶に入れ、1で出来た粉末と共に攪拌する。
  3. 上で出来た溶液を出来るだけ目の細かい濾紙を用いて濾過する。
  4. 濾過した溶液を蒸発皿などで揮発させる。
  5. 完全にメタノールが揮発した後、皿に残った白い粉末の多くが塩酸メチルフェニデートなので、スパーテルで削ぎ落とす。

以上の行程で、リタリン錠「チバ」に含まれる大半の添加物が除去できる。
乳糖、第三リン酸カルシウム、ゼラチンもメタノールに溶けるが、加熱しない限りは微量にしか溶けない。
1錠から得られる塩酸メチルフェニデートは理論上10mgだが、完全な分離は、簡易な施設や行程では不可能であり、実際は数mgの塩酸メチルフェニデート粗結晶しか得られない。
少なくとも10錠以上の単位での作業が効率的である。

安全上は溶媒に無水エタノールを用いた方が好ましいが、メチルフェニデートの性状はメタノールにより良く溶けるうえ、酒税のかかるエタノールよりも安価に入手できる理由により、ここではメタノールを用いた。

なお、メタノールは「燃料用アルコール」を薬局等で探せば、メタノール95%、エタノール5%の混合液が400円弱で購入可能である。

ただし、メタノールは人体に有害であるため、十分に揮発させる必要がある。